今回は、ネタメールの書き方について紹介していきます。
ラジオ番組といえば面白くて笑えるネタコーナーです!
そこで読まれるのはラジオリスナーとしては憧れですよね。
好きなパーソナリティさんが自分の考えたネタで笑ってくれる、これほど嬉しいことはなかなか経験できません。
では、ネタコーナーの基本から応用編までを書いていきたいと思います!
ネタメールを送るときの基本的ルール
まずネタコーナーでいちばん重要なこと、それは「他の番組などからネタをパクらない!」ということです。
どこか違う番組で聴いたネタが面白いから、それをパクってネタメールで送っちゃう人がたまにいます。
しかし、これをやってしまうと自分の中に罪悪感が生まれますし、パクりに気づいた番組関係者は「あいつパクり野郎かよ」と思うことでしょう。
もしもパクりが発覚すれば、ネタメールを選ぶ番組スタッフさんは、その人から送られてきたメールを「またパクリかも?」と思って採用しづらくなってしまいます。
ですので、ネタのパクリは絶対に辞めましょう!
たまに意図せずネタが似てしまうこともありますが、一言一句同じネタになるということは自然には起きません。
タイトル(件名)は絶対に書く
ネタコーナーは短文ネタを募集していることが多いです。
メールに一言だけネタを書く、そういうメールを送ることになります。
しかし、そのネタメールの件名を書き忘れてしまうと選ぶ番組スタッフさんは「えっ?これなんのコーナーのネタ?」と困惑してしまいます。
ネタにピンときてくれないと面白いとか以前の問題です。
大喜利の答えだけ見ても面白くないように、ネタはお題があってこそ面白くなります!
ネタメールのお題(タイトル名・コーナー名)はしっかりメールの件名に書きましょう。
1つのメールに、ネタは1つまで
最近は番組ホームページ上でも注意書きされることが多くなってきていますが、基本的に1つのメールにはネタは1個だけしか書いてはいけません。
短文ネタだと1つのメールに何個も箇条書きしたくなりますが、選ぶ番組スタッフさんとしては仕分けが面倒になってしまうので「1メールに1ネタ」が喜ばれます!
せっかく面白いネタを送っても、選ぶ番組スタッフさんが「メール1通につき1ネタだって言ってんだろ!」とイライラしてしまっては、面白いメールも面白く読まれません。
嫌われているお笑い芸人さんがあんまり面白く思えないのと同じで、誰かを笑わせるときは嫌われないようにするのは凄く大事なことです!
面白いネタメールを書くコツ
ではここからはネタメールの考え方について書いていきます。
まだネタメールの書き方に慣れていないと、ネタ1つを生み出すことも難しいですよね。
でもちょっとしたコツを掴めば、番組で読まれるような面白いネタメールが次々と書けるようになってきます!
ではちょっとしたコツについて書いていきます。
ネタコーナーを聞き返して研究する
まずは、あなたがネタメールを送ろうとしている番組で「面白いネタ」の基準を理解する必要があります。
おじいちゃんを笑わせるネタと、幼稚園児を笑わせるネタは違います。
結婚式場で誰かを笑わせるネタと、仕事中に上司を笑わせるネタは違います。
その時と場合によって「面白いもの」は変わってきます、まずはここをしっかりと意識します。
ラジオ番組でも、お昼にやっている番組と深夜にやっている番組では「面白いメール」は変わってきます。
さらに言えば、アイドルのやっている番組とイケメン俳優がやっている番組でも「面白いメール」が違います。
要するに、その番組ごとで求められているネタメールというのは違うということです!
求められているネタメールのチョイスを間違っていると、何通もメールを送ってもぜんぜん採用されない日々が続きます。
では、番組が求めているネタメールを理解するにはどうすればいいのか?
番組で実際に採用されているネタメールが、その番組での正解ネタメール、面白いネタメールということです!
何度もネタコーナーを聴き直していると、自然とそこで採用されているメールの考え方に慣れていきます。
そうすると、自分が考えるネタも自然と番組で採用されているネタメールと同じような方向性になってくるんです!
どんなにネタメールを送ってもメールが読まれないという人は、何回もコーナーを聴き直してください!
そして、過去に送った自分のネタメールを読み直してください。
たぶん「あぁ、これは採用されないわ」とわかってきます。
変な方向に行きすぎないようにする
ネタメールがなかなか採用されてこないと、どんどんと考えるネタが過激で攻撃的になってきます。
そういうネタしか考えられないようになってくると、選ぶ番組スタッフさんとしては「うわっ、ちょっとこいつのネタどん引きなんだけど・・・」と思ってしまいます。
自分の中でネタメールのハードルが上がってきて、どんどん変な方向に行っちゃうんですよね。
そういうときはしっかりと自分の書いているネタメールを読み直してください。
そして実際に番組で読まれているネタメールと聴く比べてみてください。
そのときに「なんで番組で読まれるメールは自分のメールよりつまらないのに読まれるんだろう?」と思ったら末期です!
一刻も早く変な方向性のネタ、過激で攻撃的なネタを考えるのはやめてください。
ラジオ番組で読まれるネタメールは、ちゃんと面白ければ絶対に採用されます!
採用されないということは面白くないということです!
採用率を上げるための送り方のコツ
面白いメールを考えるのはお笑いセンスがかなり必要です。
なかなかおもしろいネタメールは思いつきません。
というわけで今からは、ネタメールを考える上での「誰でも採用率が上がる簡単なコツ」を紹介していきます!
センスとかなくても、ちょっとしたコツを理解して、あとはちょっとした努力をすれば誰でも採用率が上がってきますよ!
原点に返ってベタなネタもちゃんと送る
そう思いすぎてはいませんか?
実際に番組で読まれているネタメールを聴き直してみてください。
実はけっこうベタベタなメールも採用されていませんか?
「面白いっていうよりかは、どっちかっていうと上手いネタだな」とか。
「まぁ、あるあるだよね、こういうタイプのネタは」とか。
意外とそういうメールもネタコーナーでは読まれています!
だから「面白いネタ」と深く考えず、お題に沿った上手いネタという方向で考えてみましょう。
出来上がるネタはベタで自分としては面白くないかもしれませんが、そういうネタも番組では求められています!
レストランのフルコースでいうと前菜みたいなネタ、コーナーの最初に読まれるメールは意外とそういうものです。
いろいろな方向性のネタをたくさん送る
これはさきほどの「ベタベタなメール」を送るというのにも繋がりますが、いろいろな方向性のネタを送るのも大事です。
思いっきり攻めているネタ、ベタベタなネタ、あるあるネタ、番組では人気の人物をいじったネタ、流行りのフレーズを使ったネタ・・・。
バリエーション豊富にいろいろな角度からのネタを送ってみましょう。
ネタメールを選ぶ番組スタッフさんの笑いのツボっていうのは意外なところにあるかもしれないのです。
自分としてはイマイチな流行りのフレーズを使ったネタでも、それを番組スタッフさんが面白いと思えば採用してくれます!
私はいつもそうやっていろいろなパターンのネタを大量に送っていましたよ。
自信のあるネタは自信の無いネタの直後に送る
ネタコーナーにはたくさんメールを送ります!
1通だけ、一球入魂でネタメールを送ってもそう簡単には採用されません。
毎週読まれるような常連リスナーさんでも、毎週何十通もメールを送っていて、それでそのうちから1通だけが読まれているんです。
私はいつも10通以上はネタメールを送るようにしていました。
それで1通読まれれば良い方、それがネタコーナーの厳しさです。
で、大量にネタコーナーを送るときにもちょっとしたコツがあります。
それが「自信のあるネタは自信の無いネタの直後に送る」というテクニックです。
野球の世界でも「緩急が大事」と言われるように、ゆっくり動くものを見た後に早く動くものを見ると、とてつもなく早く見えます。
それと同じで、ネタメールも「つまらないもの」の後に「ちょっと面白いもの」を読むと、それが凄く面白く感じるのです!
私はいつも、自信の無いネタコーナーを1通送ってから数十秒後に自信のあるネタメールを続けて送信しています。
このテクニックを使うと、自信のあるネタメールの採用率がちょっと上がってくると思います!
その他、ラジオ投稿テクニック一覧
というわけで、今回はラジオのネタコーナーへ送るネタメールについて書いてきました。
他にもラジオ投稿テクニックについて記事を書いていますので、そちらも見ていただくとメールの採用率がさらに上がってくると思います!
ラジオへのメール投稿において年間400採用を達成した、ただのラジオ好き(現・放送作家)がラジオ投稿のノウハウやコツなどを書いた記事をまとめたページです。ラジオへのメール投稿が初心者の人はもちろん、常連リスナーを目指す中級者の人にも役立つ情報が掲載されています。