ムービーシーン解説
前回の戦いで撃墜され、形ある肉体も残りの人生もすべて失って戦死したはずのジャン・コープ中佐が主人公の脳内に語りかけてくる。中佐の残留意識は、自らの名や記憶の曖昧さに戸惑いながらも、主人公の脳内に同居し、やり残したことのためにその視界を共有していた。
主人公が歩む艦内では、整備班長のデイビッド・ジェンキンズが、食料配給を待つ避難民の列を見つめていた。直近1ヶ月の激戦により空母エンデュランスの航空隊は壊滅し、実働戦力はわずか2個小隊にまで激減している。
サントス船医から包帯を解かれた2番機で元大学講師のバクスター、元アクロバット飛行士の民間人女性である3番機ターシャ、そのターシャを支える4番機のコスター大尉らによってジョーカー隊が再編される。情報部のDDが手配した機体へと搭乗し、脳内のコープ中佐が見守る中、上空哨戒を終えて帰還するクイーン隊と交代するため、主人公はジョーカーワンとして発艦する。
ミッション中のストーリー
空母エンデュランスは中立国サンサルバシオンのフラガン海軍基地への入港を目指して航行している。ジョーカー隊各機は基準針路180を取り、母艦の前方航路を警戒するとともに、着艦進入するクイーン隊の収容を支援する。
上空へ上がったジョーカー隊。自由奔放に風を掴むターシャと、それを理論でたしなめる教授の無線通信を、脳内のコープ中佐がかつての部隊の記憶とともに聞く中、エンデュランスはサンサルバシオン海軍エディトン基地へ入港許可の要請通信を送る。
しかし基地側から返ってきたのは、中央ユージア連合FCUを構成していた地域がすべて独立し、国家として消滅したという通告であった。艦籍が確認できない以上、中立国として受け入れは認められないとして入港を拒絶される。ソトア軍の侵攻を警戒するサンサルバシオン軍が沿岸を監視する中、エンデュランスは寄港地を失い、大海原へ閉め出されてしまう。
パイク副長率いるCDCはサンサルバシオン沖を離れ、西方デルファイムへ向けて針路275に変針することを決定。だがその直後、艦隊を尾行する低速のドローンがレーダーに探知される。ソトア軍に追従した分離独立派の偵察機と推測され、母艦の情報を外部へ持ち帰らせないため、副長はジョーカー隊へ即時撃墜を下令。主人公率いるジョーカー隊は迎撃へと向かう。そして、これを撃破する。
出現した無人機に空母エンデュランスの位置情報などのデータを取られた可能性が極めて高く、今後は敵勢力から集中的に狙われる危険性が跳ね上がることとなった。寄港先を失い祖国も消滅したエンデュランスは、敵の追撃の標的となるリスクを背負いながら、西方デルファイムへの孤独な航行を続けざるを得ない状況に追い込まれた。
今回の要点・伏線
今回のストーリー要点
- 肉体を失って戦死したはずのコープ中佐の意識が、主人公の脳内に宿り、様々なことを語りかけてくるようになった。
- ソトア軍の侵攻に伴い、構成地域がすべて独立したことでFCUの国家そのものが瓦解。空母エンデュランスは艦籍を失い、中立国サンサルバシオンからも入港を拒絶されて国際的な孤立無援状態に陥った。
- 西方デルファイムへ転進する最中、ソトア軍や分離独立派のものとみられるドローンに捕捉され、エンデュランスの生存情報が敵側に露呈した可能性が高い
今回の伏線
- 形ある肉体を失ったと語るコープ中佐の精神が、なぜ主人公の脳内に宿っているのか?
- 脳内のコープ中佐が「これもネクタイ男が課したのか」と呟いた通り、DDは国家が崩壊した状況下でも主人公を英雄シーヴの翼に仕立て上げる工作を継続している。
- FCUから離脱した分離独立派がソトア軍に追従して動いており、中立国サンサルバシオンもソトア軍の次の侵略対象となることを警戒している。


