【エースコンバット8】Episode09「The Land Battleship Blockade(陸上戦艦絶対阻止線)」【ストーリー解説】

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本記事はMissionストーリーの重要ネタバレを含みます。未クリアの方は閲覧にご注意ください。

 

ムービーシーン解説

日時
2029年12月26日 08時30分
場所
首都シーヴ
状況
陸上戦艦1番艦を擱座させて動きを止める作戦が敢行される

 

ソトア軍の陸上戦艦が針路を反転させ、再び首都シーヴへ向けて前進を開始しました。敵の狙いはエンソー特区での弾薬補給にありましたが、補給を許せば首都が再びソトア軍の手に落ちる危険がありました。FCUの通常兵器では陸上戦艦を直接撃破することができないため、軍は艦の足回りを奪って擱座させ、無力化する作戦を立案します。

 

作戦の糸口となったのは、ホワイトバレー基地でガーネットたちの部隊が命と引き換えにもたらした複履帯列の情報でした。陸上戦艦の足回りである左右計8基の複履帯は外側こそ強固な装甲で守られているものの、内側からの衝撃には脆いという弱点がありました。そこで遠隔操作の自爆車両を艦の床下に潜り込ませて起爆し、装甲を内側から脱落させたうえで、露出した複履帯を航空部隊が狙い撃つ計画が立てられます。

 

さらに工兵部隊デスレス隊が市街地のビル2棟を爆破して進路を遅延させ、最終阻止ラインである高層ホテル「ヘブンズセントラル」3棟を倒壊させて膨大な瓦礫の山で陸上戦艦を完全に足止めする方針が固まりました。

 

ミッション中のストーリー

過酷な出撃を控えた基地の中では、兵士たちの間で率直な会話が交わされていました。兵士たちはD.D.が語る言葉の真偽を疑っており、「基地に嘘発見器があれば試してみたい」と本音を漏らすほど、周囲には不穏な空気と緊張感が漂っていました。

そうした中、ジェンキンズがターシャへのサプライズとして、彼女の搭乗機に初撃墜を祝うスコアマークを描こうかとバクスターに持ちかけます。しかしバクスターは強い口調でそれを制止しました。民間人であるターシャが敵パイロットを撃ち落としたという事実そのものを、彼女の前で絶対に口にしないよう周囲に頼み込んだのです。ジェンキンズもその言葉を受け入れ、重い精神的重圧を背負うターシャを静かに見守る姿勢を示しました。

 

作戦が始まると、陸上戦艦は主砲攻撃に加え、艦内の3Dプリンターで製造した小型無人機を展開して激しく抵抗します。ジョーカー隊は敵の対空火器や無人機を排除しながら自爆車両の突入を援護。自爆車両の起爆によって装甲が剥がれると、ジョーカー隊が露出した複履帯を狙い撃ち、全8基の破壊に成功しました。

 

工兵部隊によるビルの爆破で一時的に足を止めたものの、陸上戦艦は自らの主砲で瓦礫を吹き飛ばし、強引に前進を再開します。最終阻止ラインの高層ビル群へ侵入した陸上戦艦に対し、工兵部隊のデスレス3がヘブンズセントラルの爆破準備を進めました。しかし敵の激しい砲撃がビルを直撃し、デスレス3は通信途絶に陥ります。

重傷を負ったデスレス3は最後の力を振り絞り、指先を動かして起爆装置を作動させたもののビルは倒壊しませんでした。阻止限界点が迫る中、工兵部隊は航空部隊へビルの直接空爆を要請。あらかじめ仕掛けられていた砲弾や対戦車地雷をジョーカー隊が精密空爆で誘爆させ、ヘブンズセントラルは崩壊して陸上戦艦の行く手を完全に塞ぎました。

 

巨大な瓦礫に乗り上げた陸上戦艦でしたが、艦首のロケットモーターを噴射して力任せに前進を続けようとします。ジョーカー隊は主砲の猛撃をかいくぐりながらロケットモーターを集中攻撃して破壊。大爆発を起こした陸上戦艦はついに横転し、その動きを完全に止めました。

司令部とエンソー特区の目前で停止した陸上戦艦は、突入した地上特殊部隊によって制圧されました。突入前に無力化ガスを使用したことで乗員による組織的な抵抗や自決は防がれ、首都シーヴは名実ともにFCUの支配下へと戻りました。

 

戦いが終わった後、基地の特設ステージではコスターが深い悲しみを抱えながら「Song of wings」のギターを演奏していました。軍人女性が歌うその曲が流れる中、ケイト、バクスター、ジェンキンズらが言葉を交わします。そこへ空母に避難していた民間人が訪れ、前隊長コープへの感謝の思いを伝える場面もありました。

 

首都シーヴを完全に取り戻したことで、民間人であるターシャたちの帰還が決まります。しかし、ソトア軍がユージア占領の要として投入している陸上戦艦の脅威は依然として去っていませんでした。2番艦が南方戦線で中立国サンサルバシオンの国境へ迫る中、分解状態の3番艦が大型輸送機で空輸されるという極秘情報がもたらされます。ジョーカー隊には、衛星兵器「トニトルスの槍」による走査エリアの向こう側で輸送機を迎撃するという、極めて危険な任務が下されることになります。

 

今回の要点・伏線

今回の補足

  • ステージ上でコスターのギターに合わせて歌っていた赤いつなぎの女性は、ジャックポット隊の女性パイロット「B.TAN」と思われます。前日譚(実写映像)でベテラン女性キャスターのマディソン・ハスケル氏が「娘はVTOL部隊にいる」と語っており、ジャックポット隊も同じくVTOL(垂直離着陸機)部隊であることから、ハスケル氏の娘本人である可能性が極めて高いと考えられます。
  • ホワイトバレーで玉砕したガーネット少佐たちが命がけでもたらした「複履帯は内側からの衝撃に弱い」という情報が、今回の自爆車両突入による装甲剥離作戦に直結していました。彼らの払った尊い犠牲は無駄にならず、陸上戦艦の足止めという形で結実しています。

 

気になるポイント

  • 陸上戦艦がエンソー特区の目と鼻の先で横転し、無力化ガスによって乗員ごと捕獲された結末は、あまりにも「エンソー・オーダー側の青写真通り」に進みすぎている印象を受けます。前回のミッションでD.D.が語っていた「研究所の前で擱座させて未知の技術を調査する」という狙いが完璧に達成されており、FCU軍が街を破壊し命を削って戦った防衛戦すら、巨大企業の実験・回収劇として掌の上で転がされていたのではないかという底知れぬ恐ろしさを感じさせます。
  • 補給基地を破壊されて孤立していたはずの陸上戦艦が、艦内の3Dプリンターを使ってその場で小型無人機を即時製造・展開していた点も見逃せません。エンソーから売り渡された素材を活用していた可能性も含め、ソトア軍の兵器が持つ驚異的な自己完結能力と高度な生産技術の一端が示されています。

 


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