【エースコンバット8】Episode02「Deltheim Port(デルファイム港)」【ストーリー解説】

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本記事はMissionストーリーの重要なネタバレを含みます。未クリアの方は閲覧にご注意ください。

 

ストーリー解説

日時
2029年11月1日
場所
デルファイム港
状況
デルファイム港に到着するも、そこで奇襲攻撃を受ける。

前回の戦闘で無人機に位置を掴まれた空母エンデュランスは、デルファイム港に到着するも敵の奇襲攻撃(空襲)に晒される。低空で突入を図る無人機をジョーカーワンが撃墜するものの、二方向から攻撃機や爆撃機を含む敵編隊が飛来。ジョーカー隊が迎撃にあたり空襲部隊を全て撃墜したが、低空で迫った無人機に対し、僚艦のイージス艦ステルウォートがエンデュランスの盾となって割って入り被弾。乗員41名の犠牲を出して撃沈される。

 

この切迫した戦闘の最中、D.Dはエンソーと連絡を取り、「ここまでの状況はドキュメントYB-2のB項予測に記された想定の範囲内である」と報告していました。D.Dは企画303の報告書を無視するよう求め、シーヴの翼は生きており自らのプランを優先すべきであると伝えていました。

 

戦闘を切り抜けた空母はデルファイム港に停泊します。港での補給はすぐには始まりませんでしたが、D.Dが社内の情報網を使って手配を進め、現地にある自社組織を通じて食料の調達を可能にしました。それと同時に、現地の政府が敵勢力であるソトアとの外交関係を回復しようと動いている現状も判明します。

 

さらにD.Dは、FCU海軍はほぼ全滅したものの、北のホワイトバレーに臨時司令部が置かれているという情報をもたらします。ホワイトバレーには浮きドックが存在するため、アンテナやスクリューに損傷を抱える空母を修理することができます。


一方で、FCUの首都近辺で停止していたソトア軍の陸上戦艦1番艦が再発進の準備を進めており、中立国サンサルバシオンを目指しているという情報も入ります。艦内では、サンサルバシオンを支援するためにとどまるか、見送って北へ向かうかという選択について議論が生じます。修理や本格的な補給を優先すべきだという打算的な意見も出る中、空母はエンソー・オーダーの意向に従う形で進路を選択していくことになります。

 

ニュース映像が語る戦争の全貌

艦内のテレビでは、ソトアがFCUへ侵攻を開始してから3か月間の経過が報じられます。

大国ユークトバニアへの軍事的対抗を理由に、急速かつ極端な工業化を推し進めたソトア共和国。しかしその代償として、数百年来の環境問題であった国土の砂漠化が致命的なまでに加速した。遊牧民族であったソトア人は生活基盤である草原の大半を失い、当初は暫定的な措置として首都機能を海上メガフロート上へと移転させた。

 

それから5年、近海には軍港や飛行場、工廠などの兵器製造機能を網羅した軍閥連合体の巨大海上統合軍事拠点「メガフロート・ファトシア」が建設され、着々と侵攻準備が整えられていた。

 

そして7月16日、ソトア軍は中央ユージア連合FCU東沿岸部に対し、衛星軌道質量兵器「トニトルスの槍」による先制攻撃を敢行した。衛星軌道上から質量弾を投下し、純粋な運動エネルギーのみによって地上を粉砕するこの攻撃により、国連司令部が置かれていた大都市エクスポシティは一瞬で壊滅。中央広場通り、リリーヒルズ小学校、海浜公園など市街地全域が瓦礫の山と化し、被害の全容は現在も判明していない。国際社会から非難を浴びる中、ソトア側は軍事的な公共施設を標的にしたと主張した。

 

抵抗力を奪われたFCU東沿岸部へ、ソトア軍は陸上艦隊を上陸させて占領を開始。大陸北部では「陸上戦艦1番艦」、大陸南部では「陸上戦艦2番艦」が先頭に立って電撃的な侵攻を繰り広げ、FCUの防衛戦線を瞬く間に突破した。

押し寄せるソトア軍の猛攻はFCUを軍事的・政治的に分断し、東から西へと占領地を急速に拡大。その矛先はFCUの首都シーヴへと向けられた。

首都シーヴは猛烈な混乱の渦に巻き込まれ、現地にいた整備士官ジェンキンズは、基地が爆砕される中で離陸するヘリコプターへ飛び乗り辛うじて脱出した。その後も行く先々でソトアの侵攻に便乗した分離独立主義者たちが次々と蜂起し、逃亡と追撃戦の末、川を泳いで渡るほどの過酷な撤退劇を強いられた過去が語られる。

 

ターシャ親子の素性

空母には軍人だけでなく、多くの民間人も乗り込んでいます。その中には、ユークトバニアのアクロバットチームで活動していたターシャと、その父親も含まれていました。

エンソー・オーダーはFCU海軍の筆頭スポンサーであり、この空母の半分を所有しています。戦争が始まった際、エンソー・オーダーはFCU軍のプロモーション映像を制作するため、D.Dを通じて操縦技術に優れたターシャを雇い入れました。艦内には現在もそのプロモーション映像を撮影するためのクルーが残っています。

西への寄港を拒まれ、東には強大な敵戦力「空の番人(トニトルスの槍)」が待ち受ける中、エンデュランスに残された海路は北へと狭まりつつあった。

 

補足&注目ポイント

補足情報

  • D.Dが口にした「ドキュメントYB-2のB項予測」や「企画303」といった社内コードは、エンソー・オーダーがこの戦争や空母エンデュランスの辿る過酷な状況を、あらかじめシミュレーションしていた可能性を感じさせます。「企画303の報告書を無視し、シーヴの翼は生きているため自らのプランを優先すべき」という発言からも、社内では部隊の見切りや別計画への移行が検討されていたものの、D.D自身は彼らを「シーヴの翼」という英雄的象徴に仕立て上げるプロパガンダ計画の継続に執着している様子がうかがえます。

 

  • ニュース映像で語られたソトアの侵略動機は、急速な工業化の代償として国土の砂漠化が致命的に進み、生活基盤である草原を失ったことでした。首都機能を海上メガフロートへ移転せざるを得なかった背景を踏まえると、今回の戦争は単なる侵略というより、失われた居住地を奪い返すための「生存圏の強奪」という側面が強いと考えられます。後戻りのできない環境破壊に追い詰められていたからこそ、衛星兵器「トニトルスの槍」で都市ごと粉砕してでも土地を奪うという、無慈悲な電撃戦に踏み切ったのではないでしょうか。

 

気になるポイント

  • 空母エンデュランスの半分を民間企業であるエンソー・オーダーが所有し、軍の進路決定や補給の手配にまで同社が深く関わっているのは異様です。防衛戦争の枠組みを超えて、巨大企業の商業的・政治的な思惑が軍そのものをコントロールしている不気味さがあります。

 


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