ムービーシーン解説
首都シーヴの奪還は、これまで敵の陸上戦艦が睨みを利かせていたために実行不可能とされていました。しかし、エンソー・オーダーが入手した写真の解析により、その主砲の射程距離はおよそ500km前後であると推定されました。
陸上戦艦はサンサルバシオンとの国境に向けて西へ移動を続けており、作戦開始の6時間前に首都沿岸はその射程圏外へと外れました。作戦本部は、陸上戦艦が友軍の反攻に気づいて再び射程内に引き返してくる前に首都を急襲・奪還する計画を立案します。
作戦の主軸は、沖合から首都南東部の沿岸に向けてLCAC(エアクッション型揚陸艇)を突入させ、陸戦隊を上陸させる敵前強襲作戦でした。しかし参加部隊は沈没艦の元乗員などをかき集めた混成部隊であり、兵力数や練度には大きな不安を抱えた状態での出撃でした。
ミッション中のストーリー
上陸部隊は敵の激しい防空・対地迎撃を掻い潜りながら前進を続け、海岸まであと「900m」の地点にまで迫ります。コープが以前口にしていた「900」の距離でした。しかしその瞬間、突如として上空に巨大な火球が出現し、上陸部隊の周囲に壊滅的な大砲撃が降り注ぎます。
この砲撃は、射程圏外へ離脱したはずの敵陸上戦艦によるものでした。計算されていた射程データが完全に覆されたことで作戦の前提は崩壊し、司令部は即時作戦中止と全軍撤退を発令します。混乱する上陸用船団を守るため、航空部隊は敵の攻撃機や戦闘ヘリ、地上火砲を排除しながら命がけの撤退支援へ移行。友軍は甚大な被害を被ったものの、かろうじて再編成が可能な残存戦力を維持したまま戦場からの離脱に成功しました。
作戦後、なぜ安全圏と判断されていた首都沿岸へ正確に砲撃が届いたのかという大きな疑問が突きつけられます。当初は高性能な新型発射薬が使用された可能性も疑われましたが、真相は偵察写真そのものの偽装にありました。
通信設備が復旧したエンソー・オーダーが自社ラボで再解析を実施した結果、最初に入手した写真データは、ソトア軍の情報班によって高度なデジタル技術で書き直されていた(砲身が短くレタッチされていた)ことが判明します。実際の主砲は写真よりもはるかに長大な砲身を持ち、推定を大幅に上回る長射程を誇っていたため、FCU軍は敵の偽情報に踊らされて作戦を決行してしまった形でした。
なお、分析を担当した「エンソー特区」は首都シーヴのすぐ隣に位置しているにもかかわらず、ソトア軍に占領されることなく独立した法人組織として機能を維持しているという異様な事実も明らかになります。
上陸作戦自体は手痛い失敗に終わったものの、各地で抵抗を続ける友軍部隊からの通信が次々と届き始め、反撃に向けた戦力と希望が依然として残されていることが示されました。
今回の要点・注目ポイント
今回のストーリー要点
- 陸上戦艦が射程外へ去った隙を突いて上陸作戦を敢行したものの、想定外の超長距離砲撃を受けて作戦は破綻。航空隊の必死の護衛により、部隊は壊滅を免れて辛くも撤退に成功した。
- 陸上戦艦の射程(約500km)の根拠とされた写真は、ソトア軍情報班によって砲身が短く改ざんされた偽データだった。FCU軍およびエンソー・オーダーは情報戦で敵の罠に完全に嵌められた形となった。
- 作戦失敗で士気低下が懸念されたものの、各地で潜伏・抵抗を続けるFCU残存部隊との通信が相次いで回復し、戦線再建への足がかりが残された。
気になるポイント
- 首都シーヴが陥落しソトア軍の支配下にある中、その目と鼻の先にあるエンソー特区だけが無傷かつ独立した法人として平常運転を続けている。ソトア軍と裏でどのような協定や癒着があるのか、あるいは国家の枠組みを超越した特権が存在するのか。エンソー・オーダーという組織に謎が残る。
- 陸上戦艦からの砲撃が開始された上陸まで残り「900」メートルという数字。コープはなぜその数字を予知していたのか?



